本日は、ビットコインに続く時価総額第2位の人気仮想通貨、イーサリアムについて解説したいと思います!
イーサリアムはオワコン!なんて言う人もいますが、まだまだ期待ができますよ~!
イーサリアムとは
出典:ETHEREUM.org
イーサリアムとは、スマートコントラクト機能を備えた分散型アプリケーションプラットフォームです。

プラットフォーム?イーサリアムは通貨の名前でしょ?
実は、イーサリアムとは仮想通貨の名前ではなく、プラットフォームの名前なのです。

仮想通貨ではなくプラットフォーム。
身近なものだと、AppStoreやGooglePlayStoreと同じだよ
プラットフォーム内で使われる仮想通貨を「イーサ(ETHER)」と呼び、日本では仮想通貨の銘柄を「イーサリアム」と呼んでいます。
イーサリアムの基本情報
仮想通貨名 | イーサリアム(ETH) |
時価総額 | 約33兆円 |
発行開始日 | 2015年8月 |
現在の価格 | 約28万円 |
発行上限枚数 | 特になし |
開発者 | ヴィタリック・ブテリン |
オフィシャルサイト | https://ethereum.org/ja/ |
取扱取引所 | コインチェック・GMOコイン・DMM Bitcoinなど |
※2023年7月時点
イーサリアムの特徴
イーサリアムの特徴はこちらです。
特徴②分散型アプリケーション(Dapps)の基盤
特徴③NFTとの関係性
特徴①スマートコントラクト
イーサリアムの大きな特徴がスマートコントラクトです。
スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で取引や送金などの「契約」を自動的に実行する仕組みのこと。
現在契約を結ぶ時は、人間が契約書を作り、必要書類を用意し、署名し、数人の人間がチェックをし、承認し、決行するという流れが一般的ですが、多くの時間と手間がかかります。
しかしこのスマートコントラクトが導入されれば、契約に関わる事務作業のコスト削減・時間短縮できるようになります。
特徴②分散型アプリケーション(DApps)の基盤
分散型アプリケーション(DApps)の基盤の主流がイーサリアムになっています。

イーサリアムはプラットフォームの名称なので注意!
仮想通貨の銘柄の事ではないよ。
DAppsは、イーサリアムのスマートコントラクトを応用する形でどんどん増えていっているのです。
分散型アプリケーション(DApps)とは?
分散型アプリケーションとは、情報を分散して管理するアプリケーションの事。分散型アプリケーションの総称を「DApps」と言います。
分散型アプリケーションの基盤であるブロックチェーンは管理者(サーバー)が存在しません。ユーザー全員で情報を共有します。
ブロックチェーンシステムにより、中央管理者なしでもシステムの運用が可能になったのです。
また、従来の管理者が存在するシステムを「中央集権型」と言います。
アプリの管理者(サーバー)が処理を実行したり情報を管理しています。
Defiとは?
出典:https://liskul.com/web3-105103
Defiとは、中央管理者のいない分散型金融のこと。
ブロックチェーン上に構築された金融サービスで、イーサリアムのスマートコントラクトの技術が使われています。
従来の「Cefi(中央集権型金融)」とは、【中央管理者】が存在する金融システム。
つまり、【中央管理者】が存在しないDefiとは真逆のシステムなのです。
Cefiの【中央管理者】とは、具体的な名前を挙げると、銀行・保険会社・仮想通貨交換所のことをさします。
【中央管理者】を通さずユーザー同士で送金や融資を行える事で、手数料の大幅削減や取引スピードのアップができるようになります。
特徴③NFTとの関係性
NFTの取引の多くがイーサリアムのプラットフォームで行われており、イーサリアムが注目されている理由の1つに、NFTとの関係性があります。
ブロックチェーン技術とデジタルアートを組み合わせたもの
今までアートや絵画などのデジタルデータは簡単にコピーが作れてしまう為、資産価値をつけるのが難しいとされていました。
NFTはデジタルデータですが、ブロックチェーンの技術を使う事によってコピーがや改ざんが不可能である為、世界に1つしかない作品が作れるようになったのです。
また、NFTには取引の履歴が記録され、所有権や、作品が本物であることの証明が可能になります。
NFTは、今まで価値をつけることが難しかったデジタルデータに価値がつけられるという点で、今後どんどん盛り上がっていくでしょう。
そしてNFT取引の多くがイーサリアムのブロックチェーン上で行われていることから、NFTに注目が集まるとイーサリアム(仮想通貨)の価値も上昇すると言われています。
イーサリアムのメリット
メリット①送金スピードが速い
イーサリアムは送金が速いことが特徴の1つです。
ビットコインが送金に10分かかるのに対し、イーサリアムは15秒で送金が可能です。
また、海外送金にはだいたい1週間~10日ほどかかる為、送金手段としてもイーサリアムは注目されています。
この早い送金スピードにより、スピーディーな決済が実現できるのです。
メリット②発行上限がない
ビットコインは2100万枚と発行上限枚数が決まっていますが、イーサリアムは発行上限枚数が決まっていません。
したがって、ビットコインのように発行枚数が増えるにつれて供給量が減らされていく「半減期」というものもありません。 そのため、ビットコインよりも価値が安定しやすくなります。
イーサリアムのアプリケーション上(NFTやゲームなど)ではETHが使用されるため、常に需要が見込まれ、今後も流通量が増加していくでしょう。
メリット③強固なセキュリティ
仮想通貨に使われているブロックチェーンはセキュリティがとても強固で、データの改ざんや不正に強いとされています。
イーサリアムは、高いセキュリティのブロックチェーンにスマートコントラクトが組み合わされているので、より高い信頼性で運用されています。
イーサリアムのデメリット
デメリット①ガス代の高騰
ガス代とはイーサリアムを利用するのに必要な手数料のこと。
ビットコインを始めとする仮想通貨は、送金する際に【マイナー(取引の承認・記録等作業を行ってくれる人)】へ手数料を支払う必要があります。
イーサリアムの場合、この送金手数料に加えて、スマートコントラクトを実行する際にも手数料が必要となります。
ガス代は作業に対する手数料であるため、大量に実行されればその分混み合い、手数料も高くなります。
デメリット②承認に時間がかかる
抜群の送金スピードを誇るイーサリアムですが、取引量が増えることで処理がおいつかなくなり、取引にかかる時間が長くなる事があります。
イーサリアムは、ブロックの中に取引情報とスマートコントラクトのプログラムが書き込まれている為、データが重くなり、取引スピードも遅くなってしまうのです。
この事を【スケーラビリティ問題】といいます。

容量がいっぱいのパソコンの動きが遅くなるのと同じだね
デメリット③データの修正ができない
ブロックチェーンはハッキングに強く、データの改ざんはほぼ不可能です。
さらにイーサリアムにはスマートコントラクトが埋め込まれているので、より高いセキュリティとなっています。

めちゃくちゃ高いセキュリティはすごく安心できる。
何がデメリットだろう?
高いセキュリティによってデータの改ざんができない=書き込まれている情報に間違いがあっても直せないのです。
万が一、プログラムのすきをつかれてハッキングされたり、バグが起こったとしても、すぐにデータを修正する事ができないので(またはすごく大変)、処理するまでに時間がかかる事になります。
イーサリアムの価格の推移
イーサリアムの価格の推移を見ていきましょう!
イーサリアム発行開始時の価格は1ETH=20円ととても安い価格でした。
2016年
1000円~2000円代をキープ
2017年「仮想通貨元年」
仮想通貨元年と呼ばれる2017年12月にはなんと80,000円まで一気に高騰します。
2018年
2018年1月は140,000円からスタートするものの、12月には16,000円ほどまでダウン。
この時期は他の仮想通貨も価格が高騰した為、「億り人」が多く誕生しました!
2019年~2020年
この時期は15,000円前後をうろちょろする値動きが続き、2020年春頃からゆっくりと値上がりして75,000円ほどまで上昇します。
2021年 飛躍の年
この年はイーサリアムにとって記念すべき年!
NFTブームの影響を受け、イーサリアムの価値もぐんぐんアップ。
2021年5月には445,000円にまで上昇。その後アップダウンを繰り返しながら11月には過去最高の530,000円に到達!
2022年
ウクライナ問題や各国で規制されるなどマイナスな要因が重なり、6月には141,000円まで下落。
2023年
7月現在260,000円ほどまで回復しましたが、最高値の530,000円と比較するとちょうど半分くらいですね。
じわじわと上り傾向にありますが、イーサリアムの将来性は?
イーサリアムの将来性
イーサリアムの今後の価格はどうなるのでしょうか?
結論から言うと、イーサリアムの価値は今後も上がっていく事が期待できます。
理由はこちら。
▶NFTの人気
▶アップデート
アプリの開発
イーサリアムを使ったアプリの開発はさまざまな分野で盛んに行われています!
それらがリリースされれば、必然的にイーサリアムの価値もあがるというわけです。
NFTの人気
NFTの多くの取引がイーサリアムのプラットフォームで行われている為、NFTが人気になればイーサリアムの価値も上がるでしょう。
NFTはまだまだ知名度も低く、保有している人も少ない現状ですが、NFTはまだ発展途上と言っても過言ではありません!
日本の有名人や大手企業もNFTに参入しており、一気に普及する日も遠くないかも・・・?
NFTの市場規模は2022年〜2027年までの間に35.0%成長すると言われているので今後に期待です。
今後も続くアップデート
イーサリアムは過去何度もアップデートを行っており、そのアップデートはこれからも続きます。
アップデートを実施する事で、デメリットとしてお伝えしたスケーラビリティ問題が解決する事が見込まれており、より実用性が増していくでしょう。

スケーラビリティ問題とは、イーサリアムの特徴と言える高速処理ができずに処理速度が遅くなってしまうことだね!
イーサリアムどこで買う?
ここまでの解説を読んでくれたあなたはイーサリアムが気になってしかたないはず。
では、イーサリアムを買うのにベストな取引所をお伝えします!
オススメ取引所②DMM Bitcoin
オススメ取引所①コインチェック
コインチェックのおすすめポイント3つです。
マネックス証券傘下の安心感
初心者に安心のカンタン取引
コインチェックのアプリは国内No.1の人気を誇っているとともに、大手ネット証券「マネックス証券」の傘下でで信頼性・セキュリティも抜群。
コインチェックのアプリは操作がとにかくカンタンでわかりやすいです!
迷ったらとりあえずコインチェックを選ぶのもアリですね。
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コインチェックでイーサリアムを買ってみる
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オススメ取引所②DMM Bitcoin
DMM Bitcoinのおススメポイントです。
手数料が軒並み無料
金融サービスのノウハウが豊富なDMMグループだからセキュリティ面も安心
DMM Bitcoinは最短1時間で口座開設後取引ができます。
しかも手数料が軒並み無料なので、手数料を抑えて取引したい人にオススメ!
イーサリアムとメタマスクとNFT
先ほどもイーサリアムとNFTの関係性をお伝えしましたが、NFTを購入する為にはイーサリアムが必要になります。
NFTを買う基本的な流れはこちらです。
②メタマスクへ送金
③NFT購入

メタマスクとはネット上のウォレット。
仮想通貨のお財布だよ。
そして、メタマスクへ送金するには手数料が発生します。
取引所によって送金手数料は違いますが、だいたい0.005ETHくらいかかると思ってください。
メタマスクへ送金するたびに0.005ETH(=1300円)支払うのはもったいないですよね!
なるべく送金コストは抑えたい人はDMM Bitcoinがおススメです。
DMM Bitcoinなら、口座開設完了で即時に2000円プレゼント*
スマホで簡単に受け取りが可能!期間:2023年2月1日(水)7時00分~2023年8月1日(火)6時59分
まとめ:イーサリアムまだまだこれから!
イーサリアムについて解説してきましたが、これを読んで興味がわいた!という人も多いのでは?
イーサリアムまとめです。
- イーサリアムは仮想通貨の銘柄ではなくプラットフォーム
- イーサリアムのプラットフォーム上にゲームを作る事ができる
- あらゆる【契約の自動化】によりDeFi(分散型金融)の実現したりできる
- NFTと関係性が深い為、今後ますます価値が上がる予感!!
イーサリアムはビットコインと同様、まだまだ価値の上昇が見込めると言えます。
まだまだ価格が安めのうちに購入し、ガチホすることで、数年後にリターンが見込めるかもしれませんね。
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